長い雨の中、思うこと

夜寝る時、雨の音を聞くのは好きだ。豪雨はさすがにうるさいけれど、温かい季節の雨は思わず窓を開けて入眠前のヒーリングミュージックのように落ち着く。

しかしまあ、季節の変わり目は雨が降りやすいというがここ数日間の降りやまない雨にはさすがに辟易する。せっかくの連休だというのにどこにも行けやしないではないか。

3月ももう中旬に入ろうかとしているのに、4月下旬並みに暖かくなったかと思えば2月並みに寒くなったりと気温の高低差が激しく、きっと体調を崩しやすくしている人もたくさんいるだろう。

雨で思い出したのだが、父方の祖父の墓がある香川県は水不足に陥りやすい。そもそも香川県だけではなく、四国全体がと言った方が正しいのかもしれない。

四国4県の水源は高知県にある早明浦ダムに集約されている。ここの貯水率は毎年ピンチだ。一級河川がほぼない四国の命綱といっても過言ではない。

最も、四国に暮らす人たちは水不足に慣れている。丁度お墓参りに行くお盆のシーズンには、酷い場合断水の時間が設けられていることもあったりする。

早明浦ダムのサイトにアクセスしてみたところ、3月10日午前8時現在の早明浦ダム貯水量は100%、近隣の3つのダムの合計も83.3%とまだ高い水準。梅雨の時期にはもう少し貯水量が貯まればいいと思う。

さて、水不足になってなにが困るかというと香川県名物讃岐うどんに影響することだろうか。うどんはたくさん水を使う。香川県の水の質が、美味な讃岐うどんを形作っている大切な要素。

何の番組だったか忘れたが、以前讃岐うどんの名店である池上製麺所を切り盛りする、名物アイドルるみばあちゃんの弟子が関東にうどんの店を出店し、弟子の中でも飛びぬけて出来が悪かったという彼の店の経営は案の定上手くいっていなかった。

そこで師匠である、るみばあちゃんが弟子の元へと駆けつけると言った趣旨の番組だった。弟子の技術は問題ない、でも本場の讃岐うどんとは何かが違う。

その正体が、水の硬度の違いだった。同じ日本とはいえ、香川と関東とでは硬度が違った。だから味が微妙に違ったのだとるみばあちゃんはそう推理し、それは正解だった。

軟水は体に負担が少なく、料理に最適であり硬水はミネラルを多く含み便秘解消に良いといった利点がある。この違いの認識は料理にも影響する。そこはさすがプロだなと思った。

番組の締めは、問題が解決し弟子の店は活気を取り戻したというハッピーエンド。それがやらせにしろそうでないにしろ、何はともあれ、といったところか。

東京は今日も雨。さて、いつになったら止むのやら。